良いプレゼンには事前準備が最も重要

プレゼンの事前準備について解説していきます。
前提として、今回はクライアントへのマーケティング提案におけるプレゼンとします。

▼本題

プレゼン内容の事前準備をしないと、プレゼンや提案内容が、相手の望むものとズレてしまう可能性が高まります。望んでいない提案を聞くほど、相手にとって無駄な時間が無いですよね。
相手に響く確度を上げるにも、しっかりと事前準備をする必要があります。

事前準備の大きな流れとしては、仮説を立てて検証し、それを繰り返して提案内容を固めていくということです。

そして、この作業の前提となるのがロジカルシンキングです。仮説を立てるには、ロジックの立て方を理解する必要があります。

ロジカルシンキングとは?

ロジカルシンキングとは、ものごとを筋道立てて、矛盾なく考える思考方法のことです。自分の常識は相手にとっての常識とは限りません。それは、文化も世界観も、目的もミッションも違うからです。
そのような中で目の前にいる相手に自分のプレゼンをすることで動いてもらうには、伝えたいことを論理的に筋道立てて伝えるしかないのです。

例えば、以下のような例文を見てみましょう。

冬になると眠くなる

これだけでは、なぜ冬になると眠くなるかよく分かりません。

何でそう感じるのかというと、「なぜ、そうなるのか」という因果関係の筋道が立っていないからなんです。このままプレゼンターが話を進めてしまうと、聞き手は置いてけぼりになってしまいます。

話し手は、次のように行間を埋めて伝えることで、話の流れがつながり、相手にとっても理解しやすいものになるでしょう。

冬になると、
・陽の光を浴びる時間が短くなるので、
・感情の調節などを担うセロトニンが現象して脳機能が低下し、
睡眠を調整するメラトニン分泌料も変化して体内時計を狂わせるので
眠くなる

また、MECEな思考力も重要です。
MECEとは、漏れやダブりなく物事を整理する手法でした。
またロジックツリーの活用もロジカルシンキングには役立ちます。
※MECEやロジックツリーは現状分析のページで解説しているので是非見ておきましょう。

このように、ロジカルシンキングには様々なフレームワークがあります。

参考元:RESKILL,「ロジカルシンキングとは? 鍛え方とフレームワークを紹介」
https://www.recurrent.jp/articles/what-is-logicalthinking

プレゼン準備の進め方

プレゼン準備の進め方
・仮説の構築←→仮説の検証→提案内容の確定

①仮説の構築
仮説の構築と検証がポイントです。
プレゼンの事前準備でいう仮説の構築とは、相手の困りごとは何かを想定していくことを示します。
ビジネスの現場では、様々な課題が山積みです。そもそも顧客が明確に問題を把握しているかというと、そうとは限りません。
例えば、顧客がECの売上に悩んでいるとして、その原因が「カートシステムのUI」にあるとのことで、私たちに相談がきたとします。
顧客の言う通り、カートシステムのUIに原因があるかもしれません。しかし、もしかしたらそもそもWebサイト全体のページ速度が遅いことに根本的な原因があるかもしれません。このように顧客が言っていることが正しいとは限らないケースもあります。
顧客からの情報に限らず、まずは様々な可能性を列挙してみると良いでしょう。そのような場合に、ロジックツリーが活用できます。
これを活用することで、MECEな形で問題の仮説リストが出来上がります。

②仮説の検証
①で仮説リストが出来上がったら、今度はどれは顧客にとっての真の問題かを検証していきます。真の問題であろう内容を特定することで、顧客への提案内容が明確に固まります。
検証を進めるにあたっては、問題の仮説を裏付ける証拠を集めることになります。顧客との対話が難しくても、色々な証拠を集めることは可能です。
例えば、Webサイトの速度を客観的に調査できるツールが沢山あります。「Page speed insights」や「Chrome Developer tool」などです。
ここで、他社のWebサイトと顧客のWebサイトの標準速度を測定し、定量的に比較することが可能です。
もしも速度が圧倒的に遅いようであれば、それは最終的な売上減に繋がる問題である可能性があるので、提案で解決すべき内容の1つになります。
このように、一つ一つの仮説リストに対する検証を、信頼性の強い情報を元に進めていきます。
信頼性の強い情報としては、以下に分類されます。

  • 定量情報⇔定性情報
  • 一次情報⇔二次情報
  • 第三者情報⇔当事者情報

最も信頼性が強い組み合わせは「定量情報×一次情報×第三者情報」です。

③提案内容の確定
以上のように仮説の検証を進めていき、問題の所在がある程度特定できたら、それに対する提案内容を固めていきます。
つまり、出された仮説を検証し、ある程度有効だと認められたソリューションをまとめた提案を確定していきます。
このように、仮説検証のプロセスを通じて、提案型プレゼンテーションの準備を進めていきます。

まとめ

プレゼンテーションの準備について解説しました。事前準備でも、仮説の構築と検証が重要となります。仮説については前のユニットで出てきましたので、是非復習をしてみましょう。

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