伝わるプレゼン資料の作成方法

プレゼン資料の作成方法について解説します。
プレゼン資料を作成する際は、いきなりスライドを作り始めない方が良いでしょう。
資料作りに着手する前に2つほどやることがあります。

スライド作成前にすること

作成前にすべきことは2つあります。
①定義を整理する
 プレゼン資料作成の最初のステップ:定義の整理
 Who:誰に対して作るのか
 What:誰に対して何をしてほしいのか
 Who:誰が何をしてもらうための理由化を定義する

Who:誰に作るか?

今回のプレゼンは誰に対して作るか。その人は、どこまでの情報を知っているのか、どういう立場にいる人か、このプレゼンでどういうことを望んでいるか等を理解しておきましょう。

What:Whoに対して何をしてほしいのか

プレゼンが終わった後に、聞き手にどういう行動をしてほしいか、ゴールを考えておきましょう。プレゼンでは想定外のことが起こる可能性もあるので、1つではなく3パターンぐらいのゴールを設定し、状況に合わせて達成すべきゴールを変更しても良いでしょう。

例:クライアントへの提案の場合
一番ベストなゴール:聞き手が社内稟議を通すために動くことが確約する
2番目のゴール:次の商談日が決まる
3番目のゴール:宿題をもらう

Why:WhoがWhatをしてもらうための理由を定義
ここでは、プレゼンで一番訴求したいポイント、メインメッセージは何かを考えます。どういうメッセージを伝えたら、相手に行動してもらえるか=Whatを達成できるかを考えます。

②全体の構成を考える

プレゼンの一般的な流れは以下です。

プレゼンの一般的な流れ

【掴み】イントロダクション
【序】現状分析・課題の確認
【破】解決策の提示
【急】クロージング

1.【掴み】イントロダクション
2.【序】現状分析・課題の確認
3.【破】解決策の提示
4.【急】クロージング

序破急は欧米含めたストーリーテリングでの王道三幕構成です。

1.【掴み】イントロダクション

この掴みとは、いきなり本題に入る前のアイスブレイクです。アイスブレイクとは、雑談や自己紹介など、場に参加するメンバーの緊張をほぐすようなものです。最初の掴みは、聞き手にとっての安心感を醸成することが一番の目的だと言えます。

アイスブレイクの後は、プレゼンに集中させるようなフレーズを伝えます。

例:
・プレゼンの結論を最初に伝える
「今からお話しすることを実施すれば売上が○○倍になります」
・質問する
「そもそもこの業界の構造的な課題は何とお考えですか?」
・インパクトのある数字や話題を引き合いに出す
「いきなりですが、まずはこの数字をご覧ください」

2.【序】現状分析・課題の確認

事前準備で調べていたファクトをもとに、提案の前提となる現状を共有し、課題がどこにあるかを伝えます。
「定量情報×一次情報×第三者情報」がベストです。市場規模やユーザーヒアリングの結果、各種指標の具体的な数字などをもとにした現状分析を行いましょう。

ここで課題設定が共有されていないと、後続の提案が聞き手によってブレる可能性があるので、この「序」の場づくりは非常に重要です。

3.【破】解決策の提示

提示した課題に対して、あるべき基本方針と、それを実現するための具体的提案を提示します。

ここで冒頭に設置したメインメッセージが活きていきます。
「要するに、こういうことです」と言って、メインメッセージを再度伝えながら説明するようにしましょう。

大事なことは何度も言う。これも良いプレゼンのポイントの一つです。

そのうえで、5W1Hを意識して課題解決策を提示しましょう。

この時、それぞれの解決アプローチに対して、個別の「説明・ファクト・示唆」を示すことが大切です。

参考元:生活者データ・ドリブン”マーケティング,[まぜるな危険?事実と示唆データドリブン型プレゼン」
https://seikatsusha-ddm.com/article/03992/

4.【急】クロージング

最後に、メインメッセージで締めましょう。最初に伝えたいことを出し、提案箇所でそのメッセージを思い出させ、最後にまたメインメッセージで締める。

今回ご紹介した構成は、いわゆる王道フォーマットです。プレゼン場面によっては多少変わってくるかと思いますが、まずは王道パターンを理解しておきましょう。

スライドを作るときのコツ

スライドを作るときのテクニック例としては以下が挙げられます。
・1スライド1メッセージ
・視認性、可読性、判読性が高いフォントの利用
・フォントは大きく
・適切な改行と行間
・スライド内コンテンツの配置

以下の動画を視聴して、作成のコツを学んでみましょう。

資料作成のコツは、上手なスライドの作成を真似することから始まります!とくに、企業のIR資料はお手本となる資料作成術が詰まっているので是非参考にしてみましょう。

*おすすめのIR資料
・グッドパッチ

レビュー

上長へのレビューは、「スケルトン⇒ドラフト⇒フィックス」で3レビューを心掛けましょう。
そうすることで、出戻りが少なく資料の作成を進めることができます。

*スケルトン:資料の設計図

STUDY HACKER, 「資料作成4つのコツ。パワーポイントで資料が作れる!」,参照日2022-09-18
https://studyhacker.net/create-document-tips

*ドラフト:スケルトンをもとに下書きの作成、紙もしくはパワーポイントで構成を検討
*フィックス:配色やフォントを統一しながら資料を仕上げる

ドラフトからフィックスへ

詳細は以下記事を参照ください。
参考元:じゅういち/実践プレゼン資料作成術(note).「資料作成の進め方3ステップ」
https://note.com/jissen_presen/n/na049d4501de5

資料のデザインルールを事前に設定しておきましょう。

①推奨フォント
通常:MeiryoUL、ヒラギノ角ゴ
強調したいとき:HGP創英角ゴシック、ヒラギノ角ゴ太字、Arial Black

②推奨文字の大きさ
・表題文字:16~24pt
・メッセージライン(本文で一番伝えたいこと):14-16pt
・本文文字:10~12pt
・注釈文字:8pt

まとめ

プレゼンの流れと作成もコツをご紹介しました。まずは、基本を押さえて実際に作成できるようにしてみましょう。

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